■第4回 リール(Reel)
アイルランドのダンス・チューンの中で、もっとも多いのが、リールの曲です。リールは、スコットランドに起源を持つ曲がたくさんあると言われています。4分の4拍子で、結構速いテンポで演奏されます。しかも、音が詰まっていて、メロディーを覚えにくいものも多いので、ちょっと取っ付きにくいところがあります。1小節の中で、2拍目と4拍目を強調気味に弾くと、リール独特のリズム感が出るのですが、これが、また難しいのです。でも、一旦コツを掴んだら、フィドルで弾いて一番楽しいのはリールじゃないかという気がします。
リールには、フィドル弾きのために作られた(おそらく、フィドラー自身が作った)ような曲がたくさんあります。下の楽譜は、5曲のリールの一部分を2小節ずつ抜き出したものです。どことなく似たような形に見えませんか?どのパートも、2本の弦の間([2][3][4]はD弦とA弦、[1][5]はA弦とE弦)を頻繁に行ったり来たりします。フィドルの特性を生かしたフレーズと言えると思います。【abcデータ】(2002年11月13日 記)
